小さな生きものの目線で学びあう小学生中学年向けのSDGs映像教材「10年後のきみへ!小さな声の物語」を制作

株式会社TREEは、小学校の中学年を対象としたSDGs学習の映像教材「10年後のきみへ!小さな声の物語」(DVD)をbird film社と共同制作し、未来教育を推進する一般社団法人フューチャーエデュケーションを通じて学校向けに販売を開始いたしました。

この映像教材は、ミツバチやアマガエルなど小さな生きものたちが主人公となり、それらが子供たちに語りかける形で展開されます。

子供たちは、映像とストーリーから小さな生きものたちが生きる環境を知り、小さな生きものたちから見た人間の世界やSDGsの背景、狙いを身近なものと捉えることができます。

映像を見て調べ、友達と話し合うことで、自分ができることを考え、行動する力を育みます。

DVDはSDGsの17のゴールに対応した17本の短い映像(各3分程度)で構成しています。

従来のよくあるSDGsの知識や内容の説明動画とは違い、小さな生きものたちが語りかけ展開するストーリーは、子供たちの思いやりの心や道徳心に訴え、心を動かします。

10年後の未来を想像する力と共に、自分で考え、行動する力を育みます。

この映像教材は「総合の時間」や「道徳」などの副教材として活用できます。

各映像の最後に設けた「問い」を活用することで、子供たちのやさしさや思いやりの心を引き出し、思考力を高める授業を行うことができます。

小学校低学年から中学生まで、探求学習の糸口として活用できます。

 

【映像制作者の想い】 一般社団法人フューチャーエデュケーション理事/映像監督 増田達彦

SDGsに一番大切なことを突き詰めて考えていくと、「他者への思いやり」こそSDGsの本質と言えるでしょう。

地球上には、自分以外に多くの人間が住んでおり、さらにそれ以上に多くの生きものが存在しています。植物を含む「いのち」のつながりの中で、人間は生かされています。

SDGsの本質である「他者への思いやり」の「他者」とは、人間だけでなく、すべての生きものたちを指します。

子供にとって、虫やカエルは身近で「友だち」のように感じられることは特権です。

その生きものたちが語りかけてくることで、子どもたちは彼らの痛みや喜びを自分のこととして感じ、彼らが抱える問題に気づき、それが他人事ではなく、10年後の自分たちに直接関わる問題だと真剣に受け止め、考え、行動するきっかけになるのではないでしょうか。

そして、身近で一生懸命に生きる小さな生きものたちを「思いやる」ことは、世界中のすべての人々のことを「思いやる」ことと同じだと気づくでしょう。

知識や説明だけではなく、「心が動くこと」がSDGsの学習と理解において一番の近道であり、自ら積極的に探究する学習意欲につながると考えます。

【ご注文・お問い合わせ】

https://esd.ac/silent_voice