「Forest for Future」〜北海道で未来を植える高校生たちの挑戦〜

11月1日、北海道美幌町にて「Forest for Future」のイベントを開催しました。
この植樹活動は今年で3年目を迎え、今回はTREEが運営する2023年度のSDGs QUESTみらい甲子園北海道大会で優秀な成績を収めた中標津農業高校と剣淵高校の生徒や教員、合わせて27名が参加しました。

午前中には、みらい甲子園オリジナル教材「気候行動探究ブック」と動画教材を活用した気候変動学習会が行われ、講師はみらい甲子園総合プロデューサーの水野が担当しました。
水野のレクチャーやグループワークを通じて、生徒たちは気候変動への理解を深め、各グループでアクションプランを発表しました。
午後には、美幌町の協力を得て「ユース未来の森」での植樹活動が行われ、生徒たちの手でミズナラ420本が植えられました。
この森には、全国の大会で最優秀、優秀賞を受賞した38チームの名前が刻まれた看板が設置され、未来への想いが形となって残されています。
みらい甲子園は、大会の開催にとどまらず、このような学習会や気候アクションを通じて、若者たちの意識と行動をサポートし続けています。
今回のイベント後に行われたアンケートでは、参加者全員が「意識が変わった」と回答し、95%が「行動への意識が大きく変わった」と答えました。

未来に向けて、みらい甲子園と高校生たちは、引き続き持続可能な社会の実現に向けた行動を推進していきます。

【高校生からの感想】
●自然環境の現状を学び、我々が今後どういった取り組みをすればいいのか考えることが出来た
●地球温暖化の問題は知ってはいましたが、2.0℃の動画を見て深刻な問題だと再確認した
●今の地球の環境は自分が考えていたよりも深刻な状態になっていることを学べたので小さいことから行動しようと思いました
●気候変動が私たちの生活や地球環境にもたらす影響はこれまで自分が思っているよりも深刻なものだということに危機感を覚えた。私は、動物の研究のために大学に進学したいと考えているので、ここで環境問題について理解を深められて良かったと思う。
●前半の講義では、服の廃棄や環境について具体的な数値を知ることができ、その問題をより鮮明に感じることができました。後半の植樹活動では、植樹活動の苦労、努力を身をもって感じました。身近にある防風林のありがたさと、その背景にいる人達を敬いたいと思います。ありがとうございました。