企業によるSDGs学習支援「スクールファシリテーター育成事業」を開始

TREEは、企業が地域のSDGs学習支援をする「スクールファシリテーター育成事業」を本格的に実施いたします。

パートナーの北海道電力では創立70周年記念事業として、SDGsに関する地域の取り組み等を掲載する小学生向けのSDGs教材「北海道SDGsアクションブック」をTREEと協働し、企画・発行しました。
こちらはスクールファシリテーターが、出前授業を希望する道内の小学校に出向く際に無料配布し、副教材として活用していく事になっています。
2020年度から学習指導要領が新しくなり、小学校の教科書においてもSDGsについて掲載されるようになりました。しかし、学校教育においては既に教師の皆さまは多忙であり、その上コロナで授業全体が圧迫されていく現状の中、教育メディアSDGs.TVを運営するTREEでは、外部からSDGs教育を支援・推進が出来る「SDGsスクールファシリテーター」を育成する事業を展開するに至りました。外部講師を育成し、その講師の皆さまが出前授業に出向く事で教師の皆さまのサポートができます。また、この外部講師を地域の企業の方に担っていただく事で「児童の学習を地域の企業が応援する」という教育支援の展開ができる運びとなりました。

本事業最初の協働パートナーである北海道電力株式会社をはじめとするほくでんグループの社員約70名が、今年度、北海道内の小学校においてSDGs学習の出前授業を行う予定です。
現在、そのうちの約40名が、TREEが提供するSDGs学習の出前授業に関する専門講座を受講し、スクールファシリテーターとして認定されています。

出前授業では、児童の興味関心を引き出し、SDGsを自分事化するために、TREEが運営するSDGs教育メディア「SDGs.TV」に掲載されている短編映像やワークショップを組み合わせた効果的な学習内容を展開します。
希望校の応募に際して、北海道教育委員会及び札幌教育委員会の協力により道内の自治体から小学校へご案内いただきました。その結果、現在、道内31校(対象児童:約2,000名)より出前授業の希望を得ています。
希望する小学校には、認定を受けたスクールファシリテーターがほくでんグループの道内各地の事業所から派遣される見通しです。