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映像制作超入門 1 ~三脚を選ぶ~

インターネットインフラの高速化が整った昨今、テレビ以外でも映像をいつどこでも手軽に見る機会が増えたのは皆の知るところであると思う。映像を発信する側も高価な機材を所有していたプロだけでなく、機材の高性能・低価格化の恩恵を受けた一般の人々にも裾野が広がった結果、誰でも映像を情報として発信できる時代がやってきた。

しかし、映像制作を初めて行う人々にとって最初の難関になるが、機材選びだろう。特に今まで機材など触れたこともない方は様々な機材から適切なものを選ぶのは、難しいところである。

そこで、弊社TREEの映像制作部門を担っている私が映像を自分で作り、発信したいけど、まず何をしたらいいのかわからないという方に向けて、機材選びから編集のイロハ、コーデックなど技術的なことまでをできるだけ平易にお伝えしようと思う。

第1回目は撮影機材の要、三脚の選び方から。

 

 

写真と動画の三脚は違いは?

撮影するにあたって、プロがカメラと同じくらい重要に考えている機材が三脚だ。

三脚も写真を撮る人と、動画を撮る人では使うものが違う。

 

<写真の場合>

・写真は基本的に撮影中にカメラを上下左右に振ったりする必要がないので、三脚の脚の上についている雲台の機能は撮影前に必要なアングルを決めるためだけの機能に特化したものが主流。

 

<動画の場合>

・動画を撮る場合、映像表現の一つとしてゆっくりカメラを上下左右に振ったりできる機能が求められる。そのため、動画撮影用の雲台は、その動きをなめらかに実現できる油圧式のビデオ雲台が主流。

 
 
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どれくらいの価格帯のものを買えばいい?

価格帯は量販店に売られている数千円から業務用の数万~数十万のものまで様々なものが売られており、三脚の性能は値段に比例すると言っても良い。しかし、これから動画制作を始める人が十万以上のものを購入する必要はないので、最低限必要な機能を有している三脚と雲台がセットになったものをご紹介したい。

 

・リーベック

日本を代表する三脚メーカー。三脚以外にもクレーンやスライダーなど特機を製作している。国内生産だけあって品質には定評があり、入門用からプロフェッショナル向けまで幅広く展開している。

 

TH-650HD 約2万円

家庭用ビデオカメラ、デジタル一眼による動画撮影に最適な入門モデル。

http://www.libec.co.jp/products/dv/TH-650HD.html

 

 

・マンフロット

イタリアの三脚メーカー。写真・動画ともに三脚と雲台、さらにライトスタンドなども生産しており、業務用途でプロが使用しているモデルも数多くある。

 

MVK500AM 2万円~3万円

雲台、三脚の軽さと性能のバランスがとれた入門モデル。

https://www.manfrotto.jp/lightweight-fluid-video-system-twin-legs-middle-spreader

 

 

筆者としては、入門用として上記の2つのモデルをお勧めしたい。

どちらも動画制作の初心者が扱いやすい重さと性能を有しており、使っていてもストレスを感じることはないだろう。経験を重ねてさらに良い三脚を購入した後でもサブ機としてなんらかの役にたってくれるモデルでもある。

 

 

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もっと安いものじゃダメなの?

上記の2万~3万円の価格でも高い!と感じる方もおられるだろう。もっと安い三脚はある。

しかし、油圧式の滑らかな動きを実現する雲台はこの価格帯が最低ラインとして考えていただきたい。

それ以下の価格のものになると油圧式は採用されておらず、カメラを左右に振ったりするときに非常にぎこちない動きとなり、映像品質の低下につながる。

映像制作を経験が増えれば間違いなく不満がでて、買い換えることになるのは必須だろう。

そうであれば、最初からある程度以上のものを購入するほうが結果的に財布にも優しいと筆者は思うが如何だろうか?

 

 

次回は「カメラ選び」についてお伝えします。

 

(桜井大輔)